会社には、小口現金を金庫から出し入れするような金庫担当の女性がいますが、私が勤めている会社の金庫担当の女性は相当なおしゃべりなのです。私が言うところのおしゃべりというのは、仕事中しゃべってばかりいるというのではなくて、ラッパのように情報が他人に漏れてしまうということを言っているのです。
元来女性の場合、男性に比べるとおしゃべりな方なのかもしれませんが、あまりにもおしゃべりな方に対しては軽はずみなことは言えなくなってしまいます。すぐに、人から人へと情報が広まってしまいかねませんからね。そんなにおしゃべりな女性ならば、会社の金庫の中に何が入っているのかという情報も、既に他の人に漏れてしまっている可能性も考えられるでしょうね。もちろん、会社の金庫の中身とは言っても、日常の細々とした経費や急な出費用の100万円前後のお金があるくらいの予想はつきますが、それ以外にも有価証券や取引先との契約書等々の重要書類も当然のことながら入っていることでしょうね。
ところで、例え小口現金の出し入れなど会社の金庫を自由に開けられるとは言っても、それ相当の金庫担当者の心構えというものもあるのではないかと思います。とくに女性の場合には、会社の金庫を任されているということで、つい気持ちが大きくなってしまい横柄な態度をとるような人も中にはいるかもしれませんね。あるいは、おしゃべりであるといった性格はともかくとして、帳簿と実際のお金との間に差がないように常に計算上の間違いがないようにもしておかないといけないでしょうね。もちろん、金庫担当者ともなるとある程度高度な企業簿記の資格を取得していたりとか、スラスラとお金の管理や処理ができないといけないのでしょうね。それに何よりも、金庫を開け閉めするためのカギの置き場所や金庫のセキュリティー暗証番号などの情報が、他の社員にはわからないようにしておかないといけないでしょうね。